19Dec

2015年、大型で記録的なエルニーニョ現象が再び発生し、その影響が表れ始めているという。
ニュースで流されたが全く話題にならなかった。しかし専門家は
「知識が不足していれば、あらゆる種類の混乱が起こるだろう」と指摘。
昨日のハリケーンも10年前のカトリーナもエルニーニョ現象によるものだ。
エルニーニョ現象で2015年の日本の冬は!?
米海洋大気局(NOAA)が発表していることで
2015年のエルニーニョは記録的で、過去最大の可能性が高く
2016年初頭がピークと言う。
過去では、1997年~1998年のエルニーニョも記録的でした。
現象としては、
・平均気温が変わる
・暖冬になる
・降水量が増える
・洪水に注意
・世界で推定2万人の死者を出したと言われる
「1998年、日本なんかあったっけ?何もなかったよね?」
という感じの人も多いかと思いますが、
これは局所的な問題であり、
そのエルニーニョによる洪水などが、どこの局所に影響として表れるかは
誰にもわかりません。
もしかしたら、巨大台風が日本を襲う「結果」となるかもしれないし
日本は全く影響なく、台湾や、ヨーロッパの洪水という「結果」になるかもしれません。
今年も、変わらず2万人以上の被害者を出す可能性は高いです。
ただし、場所は特定出来ないということです。
日本の冬は、専門家の予想としては太平洋沿岸地域へは暖かい空気が流れ込みやすい
配置となるため、高温多湿になりやすいと言います。
なので暖冬という予想が多いので、
関東の雪は例年よりは遅かったり、あまり降らない傾向ではないかと思います。
あくまで予想ですので、その点はご了承ください。
エルニーニョについて知る
そもそもエルニーニョ現象とは?
と人に聞かれると確かに筆者としても、答えづらい。
なので、まず公式的なものと、人に聞かれたら答える範囲の答えを用意したいと思う。
■エルニーニョとは?公式編
分かりやすく言いますと
・ペルー沿岸クリスマス近辺でできるので「神の子」「男の子」という意味
・ペルー沿岸の赤道周囲から、ハワイ西の日付変更線の赤道周囲までの海面水温が上昇して、それが1年程続く現象 ⇔ 逆に温度が下がるのは「ラニーニャ現象」
・それに伴い気圧構造が変化し世界中で異常気象が発生する
出典:http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/data/elnino/learning/faq/whatiselnino.html
■エルニーニョとは? 部下に聞かれた時に答える編
「赤道付近の海水温が平年より上昇するために、気圧構造が変化して世界中で異常気象が発生することだ」
「日本に被害が起こるかは一概には言えない。それに伴う異常気象がどこで起きるかなんてピンポイントで当てられないからな。1997~8年のエルニーニョでは世界で2万人が犠牲になったと言われている。」
という感じでしょうか。
ついつい記録的エルニーニョ→日本はこうなる、と断定した答えが欲しくなりますが
さすがにそんなことはわかりません。
子供が病気になった→すぐ治るかもしれないし、重病になるかもしれない、いろいろパターンがあり得るのと同じです。
とにかく、史上最大級に海水温が上がって異常気象は確実にどこかで発生する、ということだけ言えます。
「暖冬で良かった!」じゃなくて、
心配なのは降水量ですね。
太平洋側に、温かくて湿った風が来ます。
もしかしたら豪雨が起こりやすかったりして。
冬の豪雨は嫌ですよね~。体調壊しやすいです。
雪は気温によりますが、雨が多いかもしれません。
わかりにくくなったのでまとめましょう。
・今年は記録的なエルニーニョ現象で、とにかくどこかで異常現象が起きやすい地合い
・ピンポイントで何が起こるかなんてわかるはずがない
・太平洋側は暖かく湿った風がはいりやすい
・降水量は多くなるだろう
・暖かいので雪は少ないのではないか?と思うが、降水量は多いことが予想されるので、気温によるかも
ということです。
楽観的にいっていいと思いますが、一応「史上最強のエルニーニョ」ということだけ
構えておきましょう。
実際、史上最強のエルニーニョ現象を体験して
2015年12月~2016年3月、史上最強のエルニーニョ現象ということで、
気象庁もデータを出して説明しているのですが、
まあ、私のような関東に住む一般人にとっては「ごく普通の冬を過ごした」という感じでした。
気象庁の発表では以下のようになっています。
・東日本以西の高温・多雨にはエルニーニョ現象が影響したと考えられる
とのこと。
ただし、気温を以下のリンクで過去一覧見ましたが、もっと暖かい数字の年はありますので
「史上最強」というほどのものでもない、と正直思いました。気温を見ると「ちょっと高い」くらいです。
■関連記事
エルニーニョ現象で暖冬だと笑っていられない!5つの深刻な問題
・エルニーニョ現象で2016年夏は大丈夫なの?最新情報はこう警告する!
・エルニーニョの反対のラニーニャ現象があまり報道されない理由!
注意:筆者は気象予報士ではありませんのでその点はご了承ください。仕事上、先の天気の情報が必要なのでチェックしシェアしております。あくまで予想図ですので、自己責任で判断いただくようお願い致します。
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