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ポーラーローと寒冷渦の違い!真冬の台風の被害の実例も

冬に台風が発生、最近そんなニュースの見出しを見た方もいるかもしれません。
これは最近研究され始めた「ポーラーロー」という気象現象なのですが、この名前まで知っている人はそう多くはないでしょう。
真冬の台風という「そんなものがあるのか」とつい思ってしまうような呼び名すらされる「ポーラーロー」。
これはいったいなんなのか、それを詳しくみていきましょう。

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ポーラーローと寒冷渦の違い

ポーラーローとは?

ポーラーローとは冬の海洋上で発生、発達する小さめの低気圧です。

簡単に言えば巨大な雪雲の渦巻きですね。通常の台風や温帯低気圧と比べればサイズは小さいのですが急速に発達することもあり、
大雪や暴風、雷など激しい気象状況をもたらすこともあります。

ポーラーローは英語では「Polar Low」と書き、このうちの「Polar」とは北極や南極のことをさします。
その名の通り、基本的に極地に近い海であるグリーンランド海や南極海などで発達する現象なのですが、
日本海でも発生することがあります。

冬の時期にテレビニュースで見る衛生写真で、日本海で綺麗な渦を巻いている雲、もしくはコンマ状の形をした白い雲があればこのポーラーローの可能性が高いでしょう。
ただし、多様な形を持つ気象現象ですので、ポーラーローの形は必ずしも渦巻きであるということはありません。

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寒冷渦や台風との違い

寒冷渦や寒冷低気圧とポーラーローは混同されることも多いですが厳密には別の存在です。
寒冷渦とは中心部の温度が周囲よりも低く、対流圏上層で循環が強い渦のことであり、
ポーラーローは巨大な寒気の中にできる低気圧です。
台風とは構造が似ていますがポーラーローは前線を持ちません。

見た目は同じですので、ごっちゃにしている人は多いようです。

ポーラーローでの事故事例

1986年に余部鉄橋で起こった列車の落下事故、
そして1997年に島根県沖で起こったタンカー「ナホトカ号」の沈没、重油流出事件。
これらは共にポーラーローが原因の事故だと言われています。日本海側での冬山気象遭難事故の多くもまた、ポーラーローが原因ではないかともいわれています。

気象関係の仕事をしている人でもなければ、ポーラーローという名前を知っている人はそういないでしょう。
しかし実は誰もが知るような過去の大事故を引き起こす原因がそれだったとは驚きですね。

特にナホトカ号事件は当時かなりニュースで騒がれたものです。
それだけ大きな被害を出しうる気象現象が、やっと最近になって注目されてきたと言うことなのでしょう。
科学技術が進み天気予報の精度も上がり、宇宙から地球を観測できる時代になっていますが、未だにこの地球の気象に関してはわかっていないことだらけなんだと実感します。

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