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前震と本震と余震の違いに明確な定義はあるか?あの東日本大震災を事例に考える

大きな地震のニュースを聞いていると、「本震の前に前震があった」、

「余震が続いている」などという言葉を聞きます。適当に後付けしているのでは?

その地震が起こった時は本震だか前震だか分からないですよね。

どういうつもりで定義しているのか時々疑いを持つことがあります。

これらの「前震」「本震」「余震」とはどういう違いなのでしょうか。

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地震のニュースでよく聞く、「前震」「本震」「余震」の違い

前震、本震、余震ですが、どれも地震です。この3つは発生した地震の

大きさと前後関係によって決められます。では、3つの違いを見てみましょう。

 

前震

大きな地震の前兆現象として現れる小規模な岩盤の破壊によって起こる地震です。

本震

前震のあとに起こる最大の岩盤の破壊です。

余震

本震でエネルギーが開放されず、後になって起こる岩盤の破壊によって起こる地震です。

2017年いまだに起こった地震について気象庁は「東日本大震災の余震だ」ということを言いますよね。

 

順番としては前震、本震、余震という順番として発生し、地震の大きさでは、

本震が最も大きく、次に余震が大きく、前震が最も弱いことが多いです。

 

実際の例で考えてみましょう。2011年3月11日に発生した東日本大震災を

例にします。東日本大震災を引き起こした地震は、「東北地方太平洋沖地震」

という名称で、この地震は仙台市の東方沖70kmの海底で起き、震源の深さは24kmでした。

マグニチュードは9.0で日本で観測された地震では最大です。これは前の説明の

本震に当たります。実は、この地震の2日前の3月9日にマグニチュード7.3の

地震が同じ海域で発生しています。

 

宮城県の栗原市など3観測地点で震度5弱を

観測するような規模の地震だったので、この地震が本震かと思われましたが、

本震のあとに発生する余震が発生しなかったことから気象庁も首をひねる事態

なりました。そして、その2日後に巨大地震が発生したわけです。

 

さて、大きな地震のあとには余震が発生します。東北地方太平洋沖地震は巨大で震源域が

広かったため、広い範囲で多数の余震が観測されました。2016年1月12日までに

余震回数は、最大震度1以上を観測したもので11988回でした。これは記録的な

回数で、これまでにないペースで余震回数を増やしています。

 

前震、本震、余震と3つの地震について触れましたが、これとは別に「誘発地震」と呼ばれるものが

あります。大きな地震が別の地震のきっかけになることで発生する地震のことです。

「広義の余震」とも呼ばれます。東日本大震災では多数の誘発地震が発生したと

見られますが、そのうち3月12日未明発生の長野県北部地震 (マグニチュード6.7) 、

15日夜発生の静岡県東部地震 (マグニチュード6.4)では震度6強を観測し、被害が

でました。

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前震を観測すれば大地震は予知できる?

前震は大規模な地震の前に起きると説明しました。これは、前震を観測したら大規模な

地震が起きるということですね。それなら大地震を予知できるのではないかという

話になります。

 

でも、これは現在の科学技術ではできないのです。起こった地震が

前震かどうかは、後から分かる程度なのです。つまり、あとになって大規模な地震が

発生したら、以前発生した地震を「前震」とみなすということです。大規模な地震が発生

しなかったら、小規模な単発地震で片付けられるでしょう。

 

いかがでしょうか。

やはり、後付けである場合がほとんどなのですね。

誘発地震に関しても曖昧な部分もあるということが分かります。

しかし、どれも起こりうるという知識を持っていると

また地震への対応も違ってくるでしょう。

最近の台湾の地震に関しても、余震を心配する声が多く、

やはり多くの人が知恵によって、防災しているのが分かります。

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