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CCSとは?地中貯留実験とは?地震との関連を鳩山元首相ツイートで炎上も根深い問題の理由

CCSとは?地中貯留実験とは?
鳩山元首相がツイートしたことでネットで話題になっています。

別記事でもお伝えしたのですが、CCS地中貯留実験と地震との関連は、「時期的には確かにマッチ」しているけれど
「距離的なもの」と明確な理論での関連は証明できていません。

今回はさらに深堀し、別地域でのCCSと地震の関連を調べてみました。

※ちなみに個人的には、CCSと地震の関係は100%否定されるわけではないのですが、確定情報ではないので、人災と政治家が断言するのはまずかったなあとは思います…。かなり頭のいい人のはずなので、陰謀論に踊らされないとまだ信じているのですが…。

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CCSとは?地中貯留実験とは?

CCSとは?地中貯留実験とは?と話題になっているのは鳩山元首相の以下のツイートです。

「先ほど北海道厚真町の地震は苫小牧での炭酸ガスの地中貯留実験CCSによるものではないかと書いたばかりの本日、再び厚真町を震源とする震度6の地震が起きてしまった。被災された方々にお見舞いを申し上げると同時に、本来地震に殆ど見舞われなかった地域だけに、CCSによる人災と呼ばざるを得ない。」

と断言していますね。

これは「苫小牧CCS実証試験センター」のことを指しています。
以下の記事でそれなりに書いたのですがまとめると次のようなことになります。

胆振地方中東部地震の原因は?鳩山元首相も指摘するCCSとの関連も調べてみた

CCSとは、二酸化炭素(CO2)を回収し、地中深くに圧入・貯留する技術
・苫小牧では2012年から地上設備の設計・建設、坑井の掘削を開始
・2016年4月から試験操業を開始
2017年2月から本格的にCO2圧入を始めた
・2018年度末までの3年間で30万トンを圧入する計画
・地下3000mに圧入
出典:https://goo.gl/xVAP5M

これが原因で人災だと、鳩山元首相は言っているわけですが、個人で調べる限り、
以下の肯定的面と否定的な面があります。

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■肯定的側面

・CCSを始めた時期と大地震が頻発する時期がマッチする。
>元々地震が少ない地域で、2017年の圧入時期から毎年震度5以上の地震が深さ30㎞前後で起こるようになっている。

以下は1923年以降の胆振地方中東部の震度5弱以上の地震。2017年からなんですね…。

■否定的側面

・距離は微妙では。今回は20㎞離れている。近いけどピンポイントではない。

・CCSは3㎞の深さで圧入。地震の震源は30㎞

というところです。
最新技術なので、素人に理解できない部分が特にどういう形で貯留するのかよく見えてこないですね。

ただ、確かに研究者の中では、「CCSこそ地震を誘発する元凶!東京湾に絶対に作ってはいけない!」と唱えている人はいます。
そのへんの根拠をもう少し見ていきましょう。

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CCSと地震の関連を叫ぶ人の理論とは?

地震爆発論を唱える石田昭さんという方です。


「巨大地震は「解離水」の爆縮で起きる」 という著書を出されています。

現在の所属が幸福の科学とfacebookに書いてありますね。

とりあえず先入観なしに言っていることを理解していきたいと思い読み込んでみました。

現在、地震の原因はプレートのひずみであり、断層のズレによって起きることが前提となって説明されています。
石田氏はその前提を否定しています。
「断層は地震の結果できた結果であるので、地震の原因を断層とするのはおかしい」
とのこと。

地震は「爆縮現象」と言っていますね。
爆縮とは、造語ではなく元々ある言葉でして「全周囲からの圧力で押しつぶされる破壊現象」のことです。

以下は石田氏ではないですが、同じ考えの人のもの。

地震現象は、地殻内の閉じられた空間で、マグマの熱で水が解離した酸水素ガスが充満してマグマと接触することで爆縮反応が起きて、爆縮で再生された水がマグマと接触して起きる水蒸気爆発により地殻が振幅する現象
出典:http://www.link-21.com/space/c007.html

石田氏はCCSと地震の関係について次のように考えていて、以前から警告していました。

石田氏「フラッキング工法(水圧破砕法)で出る廃液を地中に圧入することは大変危険です。
地下水をマグマの高熱に近づけて、熱解離を起すからです。
熱解離した酸水素ガスは可燃ガスであり、爆発もします。この爆発が地震現象の原因です。」

ということで、真面目に研究なされているのは事実です。

常識的な人は全否定したくなるとは思いますが、学界では本当にいろんな論争があり、「今の常識がおかしい」と疑うのは普通です。
ですので、CCSと地震が絶対的に無関係と、我々も証明できないし、100%否定はできないとは思います。

上記で、20㎞離れていることの説明はしていますが、あくまで理論の中でのことなので、
否定も肯定もできないというのが筆者の正直なところです。

それでは次に別の地域のCCSと地震の関係を見ていきましょう。

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他のCCSの地域を調べてみた

胆振地方においては確かにCCSにおける圧入時期と、地震発生の時期がマッチしているのは気になります。

他の地域でもそうなら信頼性が高くなるので見てみましょう。

ネットではCCSが、福島県勿来・いわき沖、福岡県北九州でもされているとありましたが、予定であり
2009年や2010年から調査が幅広くされているということで、実際CCSの圧入を開始したかどうかの情報は得られませんでした。

ただし、調査によって削堀はしています。北九州でいえば1300m予定で、予定より早く想定していた岩があったので1180m掘ってます。
単純に地盤に穴をあけたということです。

その時期が2010年の5月から10月。(出典:https://goo.gl/jqe49V)
この時期以降、北九州地方で大きな地震は…震度5以上、M5以上を検索した結果なしでした。
この時の削堀は影響なしということです。
CCSではないので海外を調べてみました。

イギリスのCCSについての現状がありました。

以下、CCSの許可を受けたところが報告されています。

出典:https://goo.gl/kvd3hq

圧入開始がいつかなどの情報は得られなかったのですが、時期的には許可をうけてやっているはずです。

ここで地震が起きたか?見てみましょう。
正直、イギリスは滅多に地震が起こらない場所です。
ですのでM5以上を調べたら2011年以降0でした。

ただ、M4レベルでイギリスでは大騒ぎです。
2018年2月17日イングランド南西部からウェールズで起きた地震で大騒ぎでした。
M4.3なので、日本では大したことがありませんが
ここ10年で最大の地震とのこと。

それの場所が以下の青い丸の場所です。その他も海以外の丸はたしかにCCSの場所と一致しますが数は少ないです。

内陸の3点は確かにあってるけど…。

ということで、他地域にて完全に証明することは難しいところであります。
実際のところ、日本もまだCCSがちゃんと報告され運用されているのは苫小牧だけですし
イギリスは元々地震が少ないので、M4レベルの地震で確定していいのか分かりません。しかし地理的にはあっています。

まとめ

このように、一致する証拠は確かに出てくるのですが、「決定的」なものはまだ出てこなくて
これだけでは説明不足になるでしょう。

ですので、私としてもまだ肯定も否定もできないというところです。

政治家が人災と推測するのは良いと思いますが断言するのはまずいとは思います。逆に確信しているのか気になるところであります。

ただ、発言を否定するのは良いですが、調べないでCCSなわけないとバカにして取り扱わないのは違うかなとは思います。
地中深くに二酸化炭素を注入しているので、分離して水蒸気爆発があり得るかもしれないという理論は大外れではないような気はします。

もう少し他の地域での実例を調べていきたいと思います。

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    米国の研究者や学術機関も危険性を警告しているようです

    二酸化炭素貯留に地震を引き起こすリスク、米研究

    http://www.afpbb.com/articles/-/2885691
    >スタンフォード大のチームは、膨大な量の液体を長期間地中に貯留する必要のあるCCSは非現実的であるとし、「大陸内部によくみられる脆性(ぜいせい)岩石に大量のCO2を注入することにより、地震が引き起こされる可能性が高い」と主張した。
    米国学術研究会議(US National Research Council)は、水圧破砕法(ハイドロ・フラッキング)によって地震が発生する可能性は低いが、CCSには「比較的大きな地震事象を誘発する可能性がある」と発表している。

  1. 新潟県中越地震、北海道胆振東部地震は、圧入地点から遠く(数10km)離れた場所で圧入開始から何年も経ってから発生した大規模な非群発地震です。
    圧入地点の近く(数km以内)で圧入時期と相関して中小規模の群発地震が発生するとする科学的人工地震の研究と一致ません。
    北九州地点を含む4候補地点のうち最も調査の早かった苫小牧が実証実験として選定されて2016年4月に圧入開始していることから、熊本地震発生時には北九州での圧入は実施されていません。
    いわき沖では圧入前に地震が発生して中止となっています。
    地震爆発論(笑)は提唱者地震が宣言しているように現実を無視したファンタジーなので論外であり「真面目に研究なされている」とは到底言えません。

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