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大雨特別警報の過去事例まとめ!台風通過後にも災害が多い理由はバックビルディング現象と温帯低気圧の誤解か

今回大雨特別警報が九州地方に発令され、想像以上の事態になっています。
被災された方々に心よりお見舞を申し上げます。
この「大雨特別警報」という言葉については2013年にできた言葉のようなのですが
個人的な印象ですが、言葉のインパクトがそこまで伝わってこなくて、自分の地域でそれが発令されたときに
どれだけ危機感を持てるかと言われると、知識がないと「とりあえず家に待機」くらいの印象しか持てません。
そこで、「大雨特別警報」の意味と過去事例について詳しくまとめてみました。

また、去年も同じく「台風通過後」に大きな災害がありました。その点についても調べてみました。

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大雨特別警報の過去事例まとめ

まず大雨特別警報とは何か?についてから見ていきましょう。

大雨特別警報とは?

これは2000年以降の様々な災害への対応から、「短文での呼びかけ」の必要性が議論された中から生まれたものであります。
特に2011年3月の東日本大震災と、2011年9月の台風12号での90人以上の死者・行方不明者を出したことがきっかけと言われています。

これらの災害では、事前に気象庁から「最大レベルの警報」である「大津波警報」「土砂災害警戒情報」が出されていたにも関わらず、その重要性が伝わらなかったために被害が大きくなりました。
「警報の重大性・切迫性が分かりにくい」という指摘から「短文での呼びかけ」として制定されたと言われますが
先ほど私も感じたように、正直なところで私も「大雨特別警報」にどれだけの危機感を持てるか、と疑問に思ってしまいました。
実際法的に以下ように区分されています。

注意報⇒災害の起こるおそれがある旨を注意して行う予報
警報 ⇒重大な災害の起こるおそれがある旨を警告して行う予報 法2条7項
特別警報 ⇒予想される現象が特に異常であるため重大な災害の起こるおそれが著しく大きい旨を警告して行う警報

つまりは予報の中でも最大級であるのが「特別警報」なわけです。

そして「大雨特別警報」は以下のように定義されています。

台風や集中豪雨による数十年に一度の降水量が予想される場合、または、数十年に一度の強度を持つ台風や、
それと同程度の温帯低気圧による大雨が予想される場合。

10年に一度というのがポイントでしょう。

「大雨特別警報」の第1号は、2013年9月16日5時5分に京都府・福井県・滋賀県で発表されました。台風18号によるものです。
それからまだ4年しかたっていないのですね。

過去事例

平成5年8月豪雨

1993年8月1日に鹿児島県姶良郡を中心に襲った集中豪雨。
最多雨量:溝辺町で450mm
最多時間雨量:郡山町で99.5mm
死者:71人
負傷者:142人

平成16年7月福井豪雨

2004年7月18日福井県嶺北地方から岐阜県西部で起こった豪雨災害
最多雨量:287mm
最多時間雨量:96mm
死者:4人
負傷者:19人

2004年台風23号

2004年10月13に発生し20日に上陸した台風。全国的に被害をもたらす
最多雨量:285mm
死者:95人
負傷者:552人

2011年台風12号

2011年9月3日に上陸した台風
最多雨量:1652mm
死者:98人
負傷者:113人

平成24年7月九州北部豪雨

2012年7月11~14日九州北部を中心に発生した集中豪雨
最多雨量:816.5mm
最多時間雨量:108.0mm
死者:30人
負傷者:27人

2016年熊本豪雨

2016年6月20~21日
最多雨量:mm
最多時間雨量:157mm

というのが、有名な豪雨となっている。

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気になった台風通過後の豪雨

個人的に気になったのが「台風通過後に豪雨災害にあっている」ということだ。
台風でももちろん大雨になったのだが、今回は台風通過後2日での出来事だ。
わたしの記憶では2014年もそうであったと思ったので調べてみたところやはり、台風8号通過後に大雨特別警報が出て上記のような災害になっている。

去年もこのパターンは確実にあった記憶があります。後で調べて追記したいと思います。

なのでなんらか「台風通過後」に大雨が起こりやすい理由があるかしらべたところ、以下のようなキーワードに遭遇しました。

バックビルディング現象によるものか!?

そのキーワードというのがバックビルディング現象。

バックビルディング現象というのは、簡単に説明すると
積乱雲から雨が降る

下層が冷やされ、下降流が生じる

この冷気の上に暖流が乗り上げて上昇流となる

また新たな積乱雲が発生する

この繰り返しで積乱雲がどんどんできて大変な雨になるというサイクルのことだ。
そして、台風通過後に、台風を取り囲むような帯状の雲にバックビルディング現象が生じると
今回のような豪雨になるという。

このような事例は過去にもあり
・2004年7月31日の台風10号通過後、8月1日に徳島に記録的豪雨
・2004年9月の台風18号通過後

温帯低気圧の誤解

さらに、注意点として、台風は前線を持たないが、温帯低気圧は前線を持つので、雨風の範囲が広いということも
「台風後の大雨」に関連がある。

これらのことから、「台風が去ったからさあ安心」という思い込みは捨てなければいけないことが分かる。
台風が去った後、「バックビルディング現象」や「前線による広範囲の雨風」を考慮して気を付けなければならないことに
今回気づかされました。

参考:http://www.sjnk-rm.co.jp/publications/pdf/r117.pdf

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