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大分の地割れは地震の前兆かどうか事例を洗い出してみた結果「2か月地震が全く起きてない地域だけに怖い」「専門家は皆警戒地域」

大分県豊後大野市で地割れが2017年5月21日までに58か所確認され、周辺の3世帯10人に避難勧告まで出す事態となっている。
地震後によく地割れは見ますよね。道路で見かけますが、地震がまだ起きてない地域(といっても熊本地震がありましたが)での地割れということで今のところ「原因不明」と言われています。
これは地震の前兆なのか?ということもネットでは騒がれています。
そこで、今回以下目次の視点から、今回の大分の「地割れ」をどうとらえていくのがいいのか?わかる限りのことを調べてみました。

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大分の地割れは地震の前兆か?地割れまでの経緯

「地割れが地震の前兆」というのは聞きなれないと思っていましたが、やはり検索してもそういった文言はありませんし情報は皆無といっていいと思います。

大分ニュースによりますと大分県豊後大野市で分かっている地割れ情報は以下。

・17日~21日の調査で判明
・豊後大野市朝地町綿田地区(以下参考に)での確認。阿蘇山の北東、竹田城の近くですね。
・21日午後4時時点で、直径300m~400mの範囲で地割れが58か所確認される
・田んぼでも30㎝~30mのところも
・1時間あたり1.5mm拡大しているという報告も

場所は以下。熊本地震の被害近くですね。

熊本地震で出来た地割れでは?と正直思ってしまったのですが
報道によると16日以降に地割れが確認されるようになり、21日の報告で前日より18か所増えているということで
地割れの大きいところでは1時間に1.5m広がっているとのことですので、まさにリアルタイムで地割れが起きているという認識でいいようです。

>>6/1追記

東大名誉教授でMEGA地震予測の村井教授は、
このエリアは「熊本地震の時に北側は北東方向、 南側は南西方向と互いに逆方向に水平変動した地域」
であることをあかしており、
この変動が地割れが起きた原因と解釈できるとしています。
やはり熊本地震の影響と言えるようですが、1年経って、今急速に広がる理由となっているのでしょうか。

▶熊本地震での豊後大野市朝地町の被害

熊本地震でこの豊後大野市朝地町の地区はまさに震度7を受けた場所であります。→修正します。熊本で最大震度7の時に震度4が最高のところでした。
熊本地震以降のこの地域限定で地震を検索してみました。





出典:気象庁地震データベース https://goo.gl/WjpHQ1

ご覧のように震度7が2回、震度6が4回と大変な被害地域最大震度4で熊本地震でそれほど被害があったところではないということになります。
それが今に来て地割れ拡大、いったいどういうことなのでしょうか?

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地割れから地震なんて事例は過去にある?

地震→地割れ についてはご存知のようによくあることです。

しかし、上記を見てわかるようにこの大野町朝地町では3/2以降地震は起きていないのです!!

地割れ→地震 については聞きませんよね。ネット検索でも出てきません。
以前、当サイトでパラグアイでの地割れをお伝えしました。2015年12月です。
これは大地震の前兆だったでしょうか?
参考:地割れの原因は地震だけではない!恐ろしいパラグアイの映像は他人事じゃなく日本列島にも地殻変動が!

このパラグアイでの地割れ後は大地震が起こってないことを確認しています。(M5以上は2015/12/1~2017/5までありませんでした)つまり100%、地割れが大地震の前兆となるわけではないということです。

パラグアイの場合は、南米で地殻変動が多いのが原因ではないか?とされていて具体的には
・8月のコトパクシ山の噴火
・8月にホンジュラスでの崩落
・8月のメキシコの大規模地割れ

と4か月前にいろいろなことが起きていたという状況です。

その他、地割れ→地震について調べまくりましたが事例については出てきませんでした。
すべてが地震後の地割れについての記述ばかりです。

素人意見としては、「地震が起きつつある」と考えてもよいと思います。100%前兆でないとしても、ある程度は前兆ととらえても間違いではないのではないでしょうか?
断層のところでしたら、そうとらえてもおかしくないはずです。
ただ、今回は断層がないところということで、「新たな断層か?」という報道もあります。
専門家はこの地域をどう見ているか?見ていきましょう。

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大分県豊後大野市の国の地震予想は?

地震ハザードステーションにて、豊後大野市の国の地震予想を見てみました。

出典:地震ハザードステーション

今回、地割れが多く発見されたのは、朝地町の綿田地区なのですが、綿田は実は3%以下で、朝地駅とか南東側の方が6%以上で「30年以内に震度6弱以上」の可能性が高いという予想になっています。

つまり、警戒確率が低いところでの地割れ発生ということです。

最近の専門家の大分の地震予想 村井・早川・高橋教授

立命館の高橋教授については先日記事にしましたように5月13日前後に福岡が心配だとしていましたが、結局起こりませんでした。ただ、ネット上では「高橋教授の予告の関係じゃないのか?」という話があがっていますが、
個人的見解では、高橋教授はあくまで福岡の警固断層を言っていると思われるので、ほかの断層と絡めて考えることは違うと思います。

▶村井氏の見解

村井氏は毎週水曜日に発信しており、GPSで土地の隆起・沈降を見てゆがみを発見して予測するタイプです。
水曜日に最新情報を追記したいと思いますが、月曜日の時点で分かっていることは以下。
九州は、南関東に次いで上から2番目の警戒地域となっておりレベル4。

先週は全国的に大きな隆起沈降がありました。それまで静かだったのですが。
ただ、九州・熊本は常時大きな変動があります。大分は4㎝以下ということで、特別視はされていませんが
引き続き警戒が必要な地域であることは変わりなく、「震度5以上の地震が発生する可能性が極めて高い」ことに変わりはありません。
最新情報は水曜日に更新します。

>>追記
情報出ました。特に大分が全国で注目されるほどのものとして取り上げられてはいませんでした。ひずみがたまっているということで指摘はありますが。
確かに4cm以上の沈降がありますが、もっとあるところはあります。
むしろ福岡の沈降維持に注意が必要とも。その他九州で言えば、熊本県の芦北、佐賀県の中原なども指摘がありましたが、豊後大野市に対する直接的な指摘はありませんでした。
やはり地滑り関係なのかな、と個人的には思いました。

▶早川氏の見解

早川氏は村井氏と違うアプローチの仕方というのが面白いところで、電離層の乱れから地震を予想します。
18日に出した予想では、大分県はM4以上に入っています。

出典:無料アプリ 地震解析Lab

その他、アキラの地震予報では、以下のように警告されています。5月22日発信です。
「鹿屋圏内にM6.7クラスの地震発生合図が複数出ました。
九州地方中心として、フィリピン・台湾・南西諸島・東シナ海~近畿地方では、
一週間程地震発生に要注意です。特に、直下型地震に要注意です」
出典:http://eakira.sakura.ne.jp/

とのこと。まさに大分も入っています。

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まとめ

ということで、地割れが原因で地震、というのは情報がほとんどなかったのでありますが、
地殻変動であることは間違いなく、その後起きなかった事例は一応あります。
なので、今回「絶対起きる」といったことは言い切れないのですが、
専門家の予想を見ると、警戒地域であることは変わりなく
3人の専門家、全員「警戒地域」として指定しています。

つまり「大きな地震が起こってもおかしくない」という状態です。

今年に入って地震が少ないです。
村井氏がよく言うように(高橋氏も言ってましたね)「異常値発生」→「静穏期間」→「大地震発生」というパターンが大地震はほとんどで、今回2か月ちょっとの「静穏期間」であることが非常に怖いです。
未来に確実なことはありませんが、可能性としてはそれなりにある、と考えた方がよいかと思います。

まとめ

・豊後大野市朝地町は2か月以上地震が起こっていない!(エネルギーをためている可能性も)
・地割れ→地震 の情報はほとんどない。逆はたくさんあるが
・しかし、パラグアイなど地割れ→大地震がなかった事例はある
・専門家は大分県を間違いなく警戒地域に指定している
・大分で大きな地震が起こってもおかしくない現状である

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大分の地割れで地滑りが恐れられる理由とその反応「円弧上に広がってる」「地形見る限りは」

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    • 畠山
    • 2017年 5月 22日

    熊本で発生した震度7の地震の影響を受けた地域(豊後大野市)が正解じゃないかな?
    震度7を観測したのは、熊本の西原、益城だけですよ。

      • disastress
      • 2017年 5月 22日

      コメントありがとうございます。
      確認しましたところ確かにそうでした。
      「最大震度」と「検索対象最大震度」を区別するのを失念しておりました。
      ご指摘いただき大変ありがとうございます。
      すぐに修正いたします。

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