28Dec

中国でのPM2.5の空気中の濃度が赤色警報に2回発令されました。
最近ではインドはPM2.5はもっと酷いなんて話になっています。
ところでいつも、春ごろに「西日本で黄砂が確認されました」とニュースでやっていますが、
この黄砂とPM2.5の違いは大きな違いとしてあるのでしょうか?
中国の北京の曇った写真を見ると似ていますよね。
PM2.5は黄砂の一種?違いって何?
PM2.5というのは、空気にふくまれている微小粒子状物質のことを指します。
PMとは、Particoldete Mater 粒子状物質の略で、
その粒子の大きさが2.5㎛(マイクロメートル、0.001ミリメートル)以下のものを指します。
一方、黄砂というのは、中国や東アジアの砂漠や乾燥地帯の砂塵が巻き上げられたものが、
日本や東アジアに飛散してきたもののことを指します。
主に、春ごろにみられます。
黄砂の大きさ0.5㎛から5㎛、つまり、黄砂のうち小さいものは、PM2.5でもあるのです。
黄砂も警戒したほうがいい?
PM2.5対策用のマスクなどもあり、PM2.5はすごく体に悪いイメージがあります。
空気中に含まれる10㎛程度のものは、鼻の粘膜にひっかかります。
スギ花粉は30㎛なので、鼻でひっかかり、アレルギーを起こすわけです。
ですが、PM2.5はそれ以上に小さいので、肺まで到達してしまい、
肺がん、喘息、気管支炎になる確率があがります。
では、黄砂はどうなのでしょうか?
先ほども書いたように、PM2.5並みに粒子の小さいものもありますので、
同じように、肺や気管支への影響が考えられるものです。
また、黄砂の主成分の二酸化ケイ素や、それにくっついてくる微生物などで、
アレルギー反応を起こすことも考えられます。
筆者もスギ花粉のピークとは、ずれてアレルギー反応がひどくなるな、
と思ったら、黄砂の飛散が多いときと重なったということがありました。
さらに、車のボンネットに積もる、屋根に積もる、
洗濯物について茶色っぽくなる、など、物理的な被害もあります。
黄砂の体への影響についての予防法は?
黄砂の発生自体は、自然現象なので完全には防げません。
アジアの砂漠化を防ぐのは一つの方法ですが、すぐにできることではありません。
黄砂やPM2.5の発生状況、観測状況は、気象庁や地方自治体のHPで確認することができます。
筆者が最近使っている一番便利なサイト&アプリはtenki.jp
空気中のPM2.5、黄砂の濃度の多いときは、不要不急の外出はさけて、
どうしようもないときは、マスクを着用しましょう。
マスクも、PM2.5対応とあるものを、正しくつけないと効果が期待できません。
隙間を作らないように着用することが大切です。
帰ってきたら、服についている粒子をはらい落として、手洗いうがいを心がけましょう。
PM2.5も黄砂も健康であれば、すぐにどうということはないのですが、
老人や小さい子供の場合は、影響を受けやすくなります。
楽しい春を快適に過ごせるよう、気を配っていきたいところです。
筆者はあのアプリを使うことで、毎朝チェックして対策取れています。
毎日見ていると、九州の人は本当に、対策しなければいけないと感じますよ。
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