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リュウグウノツカイ大量発見で南海トラフ地震が来るという嘘を具体的数字ぶった切ってみた

リュウグウノツカイという深海魚の大量発見が最近話題になっていて
古くから「リュウグウノツカイが打ち上げられると大地震が来る!」という都市伝説が存在するため
南海トラフ地震が来る!ということを誇張して叫ぶ人やサイトがあります。

学生なんかはそのまま信じてしまうこともあると思いますので、
具体的な数字を出して、その嘘についてシェアしていきたいと思います。

※上記画像は深海魚ですがリュウグウノツカイではありません。イメージです。

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リュウグウノツカイ大量発見で南海トラフ地震が来るという嘘

リュウグウノツカイ大量発見で南海トラフ地震が来るという噂があります。

これは某「ト」から始まるサイトなんかでよく広げられる噂で
まことしやかに、東日本大震災の時は、何か月前にどこで何が…という証拠らしきものを出して
説得力を出そうとするのですが、
これは予言を繰り返しているサイトで、実際未来予想は、抽象的に数打てば何個かは当たるもので
何度も何度も「いつどこで大地震が来る!」と言い続けています。普通に国もそろそろ南海トラフが来るかもということを言っていますが、それは南海トラフの周期がもうすぐ来るからです。
現在だんだん飽きられてきている状態ですね。

ちなみにこれは覚えておいてほしいのですが「国は地震予知に関して白旗をあげた」というのが事実で、2、3年前に(現在2019年)
地震予測に予算を割くよりは、防災に予算を割いた方が堅実だというような結論を出しました。

それでも個人の機関などがまだまだ地震予測の研究を続けています。
ある人は全国のGPSの変動を見て歪みを発見し予想し(東大村井教授)、ある人は電磁波に注目し(電機大教授)ある人はFM波、
などなどいらっしゃりその熱意には頭がさがり
私も少しは応援していますが、残念ながら当たったり外れたりですので、応援しているけど、信頼性は高くないというのが正直なところであります。

さて前置きはこれくらいにして、なぜ「リュウグウノツカイ大量発見で南海トラフ地震が来る」という噂があるのかをまず紹介します。

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リュウグウノツカイとは?

名前が素敵ですが、なかなかグロい深海魚であります。

竜宮というよりは魔界からやってきたのでは!?

上記は2019年2月9日のニュースですが、実際2010年にも同じようなニュースがありました。
リンクは切れていますが、タイトルから分かりますね。

リュウグウノツカイとは以下の特徴があります。
・全身5m以上!
・細長い銀白色
・水深200m前後の海に生息
・ほとんど網にかかることはないので生態が不明
・2019年2月9日までに13匹が網にかかったり海岸に打ち上げられたりしていると報告されている
・詳細は富山湾で6匹、沖縄・読谷村沖で2匹、京都・舞鶴市沖、兵庫・豊岡市沖、石川・七尾市沖、新潟県の佐渡島沖、上越市で各1匹

 

リュウグウノツカイと大地震の関係

そんな謎も多いチュウグウノツカイですが、伝承として「大地震の前兆に現れる」というのがあり、東日本大震災前にも発見されていたことがあるため、信じる人が多いのが現状でCNNまでそんなニュースを出した。
仮説として、地震発生前に海底で断層が動いて発生する電磁気的な変化に反応して浅瀬に上がる、と言われるのですが
実際、東海大海洋研究所(静岡市)の織原義明特任准教授(固体地球物理学)が、2000年以降を調査したところ
「関連はない」と結論づけている。
教授曰く
「実は09年冬にも日本海側で多く姿を見せたが、何も起きなかった。今回も特に心配する必要はない」とのこと。

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リュウグウノツカイで南海トラフ地震が来るという嘘の数字

既に上記で権威がある准教授がデータを調べた上で言っているのでそれだけでもいいのですが
当サイトでもかなりいろいろ調べてデータが溜まっているのでその一部を紹介します。

日本でM6以上が起きた回数をまず知ってください。調べると面白いのですが、だいたい同じ回数に収まるんですね。

1951年~1960年:147回
1961年~1970年:154回
1971年~1980年:118回
1981年~1990年:127回
1991年~2000年:175回 ※阪神大震災以降、地震計が増えた影響もあると思われる
2001年~2010年:182回
2011年~2018年:231回 ※ご存知の通り東日本大震災の年は異常でした

参考:気象庁データベース

これを見て分かるのが、「年中だいたい同じ回数起きている」ということ。つまりM6以上が起こらない年はないわけで
知らないだけのことがほとんどなのです。必ず年中どこかで起こっていて、それが人災につながった時だけ我々は強く認知するのです。

2011年が異常だとして、2010年までで計算すると、M6以上の大地震は日本において
年平均18.06回、月平均1.5回起こるという計算になります。

つまり月に1、2回はM6以上の地震は日本のどこかで起こっているんです。

リュウグウノツカイという珍しい魚がたまたま打ち上げられた⇒1ヶ月以内にM6以上が起きる確率は限りなく100%に近い
とも言えるわけです。

某トから始まるサイトなんかで、「これだけの証拠があるから起きる!」と誇張していっていますが
月1.5回平均M6以上が起きている日本ならどこかで起きるのは確実なのです。

それが人災につながるかどうかは、起きる場所によるのです。

ですので、逆に先ほど准教授が「起きない、心配することはない」と言ってしまっていますが
正しくは「どっかでM6以上は起きるが、リュウグウノツカイのせいではない。リュウグウノツカイが出現しなくても起きる」と言った方が正しいのです。

これが、地震予言の誇張の嘘です。

心理的にそう信じやすくなっている

現実的に、「未来のことは分からない」これが真実ですよね?

心理学を勉強すると分かるのですが、本当に我々は無意識にいろいろなものに洗脳されたり、認知バイアスによって歪められています。
化粧品が売れるのもそうですし、次から次へとダイエット方法が流行るのもそうです。

今回の大地震とリュウグウノツカイというインパクトのあるものを結びつけてしまう現象は….
なんでしょう、ハロー効果はちょっと違うかもですが、とにかく認知バイアスで
どちらも「珍しいもの」「インパクトのあるもの」として結び付けてしまった認知の歪みによって
多くの人が信じてしまう現象です。

予言や占いを信じやすい人は気を付けて!変な男と一緒になっちゃうよ!

まとめ

以上のことからまとめると

・リュウグウノツカイは生体が謎で、大地震の前に現れるという伝承がある
・某怪しいサイトが誇張して「大地震が起こる!」と言っているに過ぎない
・実際80年間の地震をチェックしても、「M6以上は月平均1.5回起こり続けている」ので、珍しいリュウグウノツカイが打ち上げられた前後1ヶ月にM6以上が起こるのは当たり前で、ただ結び付けただけ
・地震のピンポイント予知は、国も白旗を上げた非常に難しいもので誰も正確に予測できないのが現実

 

これが結論であります。

M6以上は毎月のように起きています。
それがたまたま人災につながるのか、全然関係ないところで起きて誰も気づかないだけかです。

我々には未来は分かりません。そんな当たり前のことを受け入れて、今出来ることに精進していきましょう。

南海トラフ地震について当サイトでもかなり扱っているので以下参考にしてください。

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